CCCDとフツーのCDを、同一音源で聴き比べてみるどこかのダメ人間さんが地元オケストラの演奏会でまた実に酷いトランペットを吹いたそうで(゚∀゚)アヒャ、もう逝っちゃいたいと言っていましたよ(他人事)、Nです(挨拶)。
「エイベックス・クラシックス、ついに登場」のエントリーでも書きましたが、エイベックスのクラシック部門が、CCCDでのクラシックアルバムのリリースを本格的にはじめました。
ピアノの中村紘子@カレーおばさんら聴き手の音質はカンケイないというポリシーを持つステキな日本人演奏家のCDのほかに、廉価盤の雄・NAXOSレーベルから音源の供給をうけ、aBCseries(avex Basic Classics)という1000円CDのシリーズも発売しているのです。
NAXOSなら、何枚か家にあります。
で、やってみました。「CCCDとフツーのCDを、同一音源で聴き比べてみる」。CDを買うことでavexに布施するのはシャクですが、これもネタのためです。
今回のお料理はこちら。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 イェネ・ヤンドーpf レヘル指揮ブダペスト響 rec.1988
このNAXOSの原盤(こちらはパガニーニの主題による変奏曲op.43とカップリング)を持っているので、早速聴き比べてみました。
まずは通して両方のCDを聴いた後、第1楽章の開始6:40ほどがかなり盛り上がる部分ですので、6:00ほど〜1分の演奏を、CCCD/非CCCDの2種類のCDをとっかえひっかえしながら、何度も聴いてみるというスタイルを取りました。
再生環境は、低位株の代表銘柄・山水電気のα9というコンポです。
・・・残念ながら客観的な数字を計測できる環境にないので、以下は完全に印象批評でしかありませんが、感じたままを書き出してみますね。
・弦楽器のつややか感がCCCD盤のほうからは消えています。なんか、ざらざらしています。いや、ブダペスト響自体あんまり上手なオケではないのだけれど。
・ピアノの音については、CCCD盤のほうが多少こもった感じこそあるが、あまり差違を感じません。
・大きな差違を感じるのは金管楽器。トランペットのファンファーレ、特に最後のGの伸ばしが「音の豊かな響きとふくよかさを削ぎ落とし、残った音芯にゆがみをかけたような音」になっちゃっています。まるで漏れのトランペットのようです(w
・全般的に、オーケストラの魅力である、たくさんの楽器が入り交じったアンサンブルが生み出すふくよかさが、CCCD盤では聴き取れません。もちろん、CCCD盤でも「ふくよかさゼロ」ではありませんが。
・CCCD盤のほう、この「こもり感/曇ったような感じ」を意識してか、音のレベル?を上げて収録しています。ボリュームを変えずに続けて再生したら、CCCD盤のほうが音量が大きいです。
・再生音量をオフにして比べてみると、CDプレーヤーの動作音は、微妙にCCCDのほうが大きいような気がします。
こういう書き方は失礼かもしれませんが、オケストラ曲を聴くのは初めてというヒトなら、たぶんそんなに気にならずに済むのではと思います。
ただ、オケストラの響きが好きだとか、曲は問いませんがクラシックのCDを何枚も持っているとかというヒトに薦められるかなると、いくら安くて日本語の解説がついているというアドバンテージがあったとしても、自分は躊躇します。たぶん、聴けば「この音、なんかへんだぞ」程度はすぐ分かると思いますから。
特にNAXOSのほかのCDを持っているとか、実際に楽器をやっているとかいうヒトには、絶対に薦められません。
「細かい音質を執拗に問うのはパラノイア」「CDのコピーは業界にとって大きな利益喪失」という主張も、まぁ分かります(当方は首肯しませんが)。
けれど、国内盤と輸入盤という差違はあれど、同じ演奏が、片やくぐもった気持ちが悪い音質で、片やオケストラの魅力がストレートに伝わる音質というのなら、当方は断固として後者を推薦しますよ。
だって、自分はオケストラが好きだから。せっかくなので、多くのヒトにオケストラの良さを分かって欲しいから。
Posted by N at November 10, 2003 11:13 PM | コメント (0) | トラックバック (1)