February 26, 2004

 「オウム真理教大辞典」(書籍紹介)

初公判から7年10ヶ月、ついにオウム真理教・麻原彰晃尊師に死刑判決ですか。
・・・って、まだこれを書いてる段階では判決は出てないですが、どうせ死刑でしょw

で、たまたま2/24(火)にテレビをつけたら、オウム事件の「再現ドラマ」をやっていまして。

(以下、本日のエントリーは関係者および一連の事件で被害に遭われた方々に不愉快な思いをさせる可能性がありますので、ご了承の上、続きをごらん下さい)

このドラマ、当時の映像をそのまま使った部分と、上九に教団施設を再現しロケを組んでの映像とを織り交ぜる形式だったのですが(幹部信者役の各俳優はそれぞれ好演していたとは思うのだけれど、尊師役だけはあの禍々しさ/ふてぶてしさとは縁遠く、さすがにアレは再現できねぇよなぁとも思ったり・・・)、これがまた、実に懐かしかったのです(w

「マイトレーヤだよー。「これ見たら分かるでしょ、これ、馬鹿らしいですよ」でフリップ投げてるよー」
「あー、ミラレパだぁ。選対に貼り付けってー」
「わーたーしーはー、やってないー♪ おお、エンマの数え歌だぁ」
「うわー、上九のビクトリー棟だよビクトリー棟。ジーヴァカの研究所だー」
「アーチャリー役の子役、似すぎー」

なんて、懐かしさの余り、ひとりでテレビ見ながら大盛り上がり。(←極めて不謹慎でスマソ)
 
* * * * *  
 
・・・ということで(脈絡ないけれどw)、書籍のご紹介です。

daijiten.gif
オウム真理教大辞典」#クリック先amazon.co.jp

ちょっと長いけれど、出版元の三一書房のサイトから紹介を全文引用。

1995年の地下鉄サリン事件から8年が経過した。当時オウム真理教に日本じゅうが「熱中」したものだった。ワイドショーはじめニュース特番、新聞、週刊誌とメディアはオウム一色で、「ポア」「サティアン」「ホーリーネーム」などのオウム用語は流行語にさえなっていた。麻原の裁判も10月に最終弁論、来年あたまには判決が下る。西村《新人類》雅史、宮口浩之らのオウム事件第一人者の「オウマー」や元信者(サマナ)の全面協力&監修のもと、オウム事件がらみのキーワードを1冊の辞書としてサブカルチャー的にまとめあげ、あの事件を検証=統合化する壮大な試み。A5三段組の特濃版!「マハーポーシャ」「コスモクリーナー」「水中クンバカ」「オウムシスターズ」「ああ言えば上祐」などなど硬軟満載。

そう、まさしく95年当時は「オウム真理教に日本中が熱中した」のだw

テレビは朝から晩までオウム特集(漏れはサリン事件から約3ヶ月のあいだ、一日10時間以上はテレビを見ていたがそれでもフォローしきれなかった・・・)、「ポア」だの「お布施」だのいう用語が飛び交い、誰もが「○○するぞ!○○するぞ!」と決意を唱えていた、あのヴァカ極まりない数ヶ月。・・・うん、実に懐かしいですw
(フツーのヒトにとってはTVドラマや歌謡曲が懐かしいようですが、このヒトにとっては「オウム報道」が琴線というのが実にアレですねw)

そんなオウム真理教にかかわる用語を集約したのが、この「オウム真理教大辞典」。「大辞典」の名にふさわしく、マスコミ報道等からピックアップされた1,000以上網羅しています。非常に萌え。

で、95年当時およびそれ以降にも、多くの雑誌・書籍などで「オウム用語とりまとめ」特集が組まれましたが、それらと一線を画して何よりもこの「大辞典」がステキなのは、オウマーサイト「VAJRAYANA真理の探究」の西村氏・元サマナで「Aum Text Archive」「ニヒリストの憂鬱BBS」などを運営するらく@宮口氏の両監修者による、用語の校正とコラムによるツッコミなのです。これがとっても面白い。

単に報道から用語を拾う作業(編者の「東京キララ社」の仕事)に、オウマー(=オウムウオッチャー)及び元サマナ(出家修行者)ならではの独自の視点から、細やかな誤りを訂正し、更には読み物として楽しめるようにもする。これって、実に大変だったのではと思います(時間的制約で用語の校正・とりまとめも困難を極めたようですが)。

そのおかげで、この「大辞典」、サブカルチャー的なネタ辞典としても随所で爆笑できる斯界最高のレベルだとは思うのですが、「尊師・麻原彰晃」と「オウム真理教」という現代史に確かにその名をとどめた(いい意味じゃなくとどめてますがw)希有な存在をマターリと総括するうえで、この一冊はたいへん貴重な資料になるのではないでしょうか。9年経過した「いま」だからできた仕事ですね。
というか、これまでは大掴みなアプローチはあれど、こうした実証的な(?)研究は殆ど無かったってことだよなぁ・・・。
 
 
ということで、怒濤のような95年当時を思い出して懐かしみたい方から、ややマジメに「オウム真理教とは何だったのか」を考えたいヒトまで、この1冊はとても楽しめる読み物/資料集に仕上がっているのではと思います。

・・・って、「サティアンショップ」にも行ったことがあり、未だにずっとあの殺人集団をマターリとウオッチしつづける「オウマー」(not信者←誤解なきようにw)な漏れのオススメなんですけれどね(゚∀゚)アヒャ

(参考サイト)
VAJRAYANA真理の探究(監修者のひとり、西村《新人類》雅史氏サイト)
 http://www.bekkoame.ne.jp/i/sinzinrui/
 →オウマー日記オウム音声集尊師の歌などが含まれる。

「オウム真理教大辞典」の誤植訂正《等》要望サイト(「ハンドル名未定」氏によるまとめサイト)
 http://www.angelfire.com/theforce/unyaunya/

Aum Text Archive――「オウム真理教」とはいったい何であったのか(監修者のひとり、宮口浩之氏サイト)
 http://pureweb.jp/~ata/
 →GO!GO! 最終ゲッターズ!ニヒリストの憂鬱BBSなども運営。

 #なお、教義の検証を目的に尊師の説法等のほぼ全てを公開していた「ATA」は、よりによって宗教団体・アレフ(現・宗教団体アーレフ)からの抗議により(宗教弾圧ですねw)、現在説法の一般公開を中止しています。ただし、「アクセスしてみると、もしかするといいことがあるかも」(爆笑)

Posted by N at February 26, 2004 11:50 PM | コメント (4) | トラックバック (0)
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コメント

その気持ち、よくわーかーるー。
フリップ投げ。ビクトリー小屋。アーチャリー。
あのドラマで、一連の流れが理解できたよ。
そのころに2ちゃんねるがあったら…とか思う。

Posted by: 近所の管理人っぽい人 at February 27, 2004 03:07 AM

>近所さん
わぁ。カキコありがとうございます〜。

>そのころに2ちゃんねるがあったら…とか思う。
禿胴。
当時もパソ通はあったんだけれど、あの頃と今では
通信・ネットの広がりが違いますからね・・・。

「祭り」になれなかった最後の巨大騒擾事件だったのではと
漏れは思っています。いろんな意味で。

Posted by: N at February 27, 2004 10:22 AM

私も不謹慎ながら
なつかしかったです
「ちづお」の肉声のサイトは特に
不謹慎ですがね...

90年衆院選の選挙とか
(高校生の時でしたが「いくら泡沫でも程がある...」と思いました)
マヤポーシャによるアキバでの
チラシ配りとか

95年にインドに行った時には
私オウムに一瞬勧誘されました
「部屋をシェア(相部屋)すれば安くなるよ」
と甘い言葉に誘われホイホイついていった先には
「ちづお」の写真が...
「ほらこうやって鼻から浄化するんだよ」
白い粉を鼻に入れてうがいするのも
見せてもらいましたけど
彼等が出ていった後、雑記帳みたいな
ノートを見てみたら
「あいつはSらしい (勧誘は)難しいそうだ」
なんて書いてあるのをみて
すぐ逃げました...
その彼等は教団短波radioのインド支局員だとのことでしたが、その後どうしたのでしょうかね?
ちなみにその二日後サリン事件起きたのを
現地の新聞で知りました...

Posted by: うし at February 28, 2004 12:47 AM

>うしさん
>マヤポーシャによるアキバでのチラシ配りとか
不謹慎ながら懐かしいですねw
DOS/V仮面のマンガなんていうのもありました。

>「あいつはSらしい (勧誘は)難しいそうだ」
ス、スパイですか>?w

Posted by: N at February 29, 2004 02:09 AM
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